作家紹介


エミール・ガレ (EMILE GALLE)

1846年5月4日にナンシーで生まれる。アール・ヌーヴォ運動のナンシー派の中心的指導者であった。若い頃から文学、修辞学、哲学、植物学を学び、ガラス工芸、陶芸、木工芸に非凡な才能を発揮した。日本美術の影響を強く受け、自然や四季を作品に盛り込んでいった。1878年パリ万博での金賞受賞をはじめ、1889年にはグランプリを獲得。天才芸術家の名声を欲しいままにした。1904年没。


ドーム兄弟 (DAUM)

兄オーギュスト・ドーム(1853-1909)、弟アントナン・ドーム(1864-1931)。1889年エミール・ガレのパリ万国博の成功に触発され、1891年、彼らの工房でも美術工芸品の生産を開始。マジョレル等の多くの工芸家や美術家の協力を得、水準の高いガラス作品を生産した。ドーム工場は、アール・ヌーヴォ時代の代表的ガラス工房であったが、今日でも水準の高い製品を生産している。

 


シュナイダー兄弟 (SCHNEIDER)

兄エルンスト・シュナイダー(1877-1937)、弟シャルル・シュナイダー(1881-1953)。兄エルンストはドーム工房のセールスマンを1911年までした後、退社。弟シャルルは、ドーム工房のアートディレクターを1912年までして退社。1913年、エピネイ・シュール・セーヌに自分たちの工房を設立。シュナイダーの製品は、弟シャルルがデザインしたものである。Schneiderブランドの他にLe Verre FrancaisとCharlderの商標でも作品を販売した。

 


ミューラー兄弟 (MULLER)

男9人女1人の10人。1895年にリュネヴィーユに工房を開設。兄弟全員が参加してガラス生産を開始した。1914年、第一次世界大戦の勃発により工房閉鎖。兄弟は離散するが、1919年、ミューラー兄弟は再びリュネヴィーユに戻り、天井灯、ランプシェード等を量産した。1929年に経済恐慌のあおりで倒産。1933年に生産を中止し、1936年工房を閉鎖した。

 


 アルジー・ルソー (Gabriel Argy Rousseau)

ガブリエル・アルジー・ルソー(1885-1953) は、パリ近郊に窯を開き、パート・ド・ベールの研究を始める。1914年作品をフランス美術家サロン展に出品した。その後、非常な人気を博し、1921年、アルジー・ルソー・パート・ド・ベール会社を設立。多くの人気作品を送り出した。


ド・ヴェ (De Vez)

1851年にパリに設立されたパンタン・クリスタル工場(何度が名称は変わった)で、1907年より美術部長になった、カミーユ・チュートレ・ド・ヴァールが自分の制作したものにDe Vezのサインを入れた。1930年代まで制作された。


ルネ・ラリック(RENE LALIQUE)

ルネ・ラリック(1860-1945)は最初は宝飾家であったが、1907年にコティの香水瓶のラベルのデザインを依頼されたことにより、ガラス工芸へ転身する。オパールセントと呼ばれる幻想的な光を放つガラスに、立体的に浮かび上がるレリーフ像はガラス本来の魅力を充分に発揮し、多くの人々を魅了してきた。ラリック社は、今日でも水準の高い製品を生産している。


ロブジュ (ROBJ)

ジャン・ボルンとリュシアン・ヴィルメッツにより、1910年に設立された。多くの美術家や技術者の協力を得、ロブジュスタイルとして発表した。主に陶器による人形とガラス製パヒュームランプを生産した。1930年閉鎖。

 


ブバル (MAURICE BOUVAL)

1863年トゥーロンで生まれ、1916年にパリで没した。ファルグュイエールの弟子で、彫刻家として知られる。フランス芸術家協会の会員で、当時、国際的展示会において数々の賞を受賞した。